日本全国をヒッチハイク中の夏のある日(台風の接近に伴いあまりよい天気ではなかったが)、福岡(九州)の市立公園の最も印象的な一角にテントを張った。なぜそこが最も印象的だったかと言えば、そこには小川が流れていたからだ。静寂の中でせせらぎの音を聞きながら、すっかり叙情的な雰囲気の中で眠りにつこうとしたその時、「ビー」という短い音が聞こえ、それから全く何も聞こえなくなってしまった。不思議に思ってテントから外を覗くと、小川の溝に水の残りが流れ落ちていくのが見えた。少し調べてみたところ、ちょうど午後10時に小川の流れが止められたのだということに気づいた。さてここで問題だが、この象徴的な実話は、日本のドーピング問題と(それだけではないのだが)、どんな関係があるのだろうか?