美しい四季――とはいえ等しく四つの季節というわけではないのだが――は北海道の人々の生活リズムを特徴づける。一つ一つの季節は個性的でそれぞれの魅力がある。厳しい冬はあたかも終わりを知らないかのようで、降り積もる雪は北海道の景色を埋め尽くす。しかし、みずみずしい緑と野鳥の囀りで遅い春が突然訪れ、自然は息を吹き返す。春の後には、短く陽光溢れる夏が忍び足でやって来る。それから秋が訪れ、景色はさまざまな色の紅葉で彩られる。そして再び初雪が待ち伏せしている……。四季それぞれに多くのお祭りがあるが、カーニヴァルと呼べるのは冬の雪祭りと夏のよさこいソーラン祭りである。凍って軋む雪を踏みしめるリズムと共に雪祭りは行われ、白い冬の単調さを紛らわす。よさこいソーラン祭りは漁の唄に合わせて踊り、夏の短さを埋め合わせてくれる。人は、毎年この二つの祭りを待ちこがれ、そして熱狂する。これらの祭りがあるからこそ札幌市民は陽気さを失わない。冬のカーニヴァルと夏のカーニヴァル。街はこの話題で持ちきりだ。ここではこれらの祭りについて書いてみる。